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ビットコインとは

■ビットコインとは

ビットコインとは、ブロックチェーン技術を用いた世界初の仮想通貨です。

サトシ・ナカモトと名乗る人物によってその仕組みが論文で発表され、世界中のIT技術者によってその実装的な開発がなされました。

 

ビットコインは2009年に実際の使用が開始され、2017年12月現在、1BTC=約210万円で取引がなされています。また、ビットコインの時価総額は約27兆円にも上り、その価格の動向は世界中から大きな関心を寄せられています。

 

◇仮想通貨とは

ビットコインは世界初の仮想通貨ですが、そもそも仮想通貨とは何でしょうか。まずは一般的な通貨を考えてみましょう。例えば、Aさんが買い物をして、Bさんにその代金として1000円札を渡します。この際、1000円札の所有者はAさんからBさんへと変わります。ただし、そのことはもちろん1000円札には書かれませんし、Bさんがその1000円札を物理的に所持することで所有者がBさんであることが保証されます。

 

仮想通貨は通貨を物理的なものではなく、データとして表現することによりその通貨としての意味を持たせます。簡単にいえば、仮想通貨とは「通貨の取引すべてをデータとして表現したもの」ということができます。取引はIT用語ではトランザクションといいますが、トランザクションをビットコインにデータとして記録していく(元の所有者は誰か、現在の所有者は誰か、どれだけの金額が取引されたのかなど)ことで、その価値を保証しているのです。また、そのデータは暗号鍵によって守られているため、第三者による改ざんなどもほぼ不可能です。

 

■ビットコインの仕組み

ビットコインはどのような仕組みで成り立っているのでしょうか。ビットコインの流れはブロックチェーンと呼ばれる分散型台帳によって世界中で管理がなされています。ブロックチェーンとは、トランザクションの固まりであるブロックを計算によって整合性を持たせ、チェーンのように一本の鎖に繋いでいく技術のことを指しています。

では、ブロックチェーンの構成に必要な計算は誰が行うのでしょうか。それはビットコインをマイニング(採掘)している人々が担っています。マイニングとは、まだ発行されていないビットコインなどの暗号通貨をスーパーコンピューターなどによって作成し、それをブロックチェーンの末端に接続させる作業を言います。マイニングによって世界に流通するビットコインの総数が増え、さらにブロックチェーンによって仮想通貨の整合性も保たれているのです。

 

■ビットコインのメリットとデメリット

◇メリット

・送金の手軽さ

ビットコインのメリットはまずその送金の手軽さからにあります。ビットコインはウォレットと呼ばれる専用の口座がありさえすれば、ネットを介して簡単に送金を行うことができます。ビットコインの送金に必要な情報は相手のメールアドレスだけであり、銀行のように送金手数料を取られることもないのです。

また、送金先が海外の相手であったとしても、様々な手続きを省略して送金することができます。

 

・仮想通貨のシェアでNo.1

現在の仮想通貨の市場の時価総額の比率でいうと、ビットコインは約40%(2017年12月現在)であり、他の仮想通貨(アルトコイン)を押さえて単独首位に立っています。なので、信頼性という観点からも他の仮想通貨に比べて高く、その分投資がしやすいと言えるでしょう。

 

◇デメリット

・価格の不安定性

デメリットとしては、まずは価格の不安定性が挙げられます。ビットコインは仮想通貨の一つですが、仮想通貨自体が登場してまだ間もない通貨であり、世界中から大きな期待とそして不安のまなざしが向けられています。なので、その価格は乱高下しやすく、ときに価格が何故そのように変化したのか分からないままに暴騰、暴落することもあるのです。なので、あくまでもビットコインを利用する際はそのような可能性にも注意し、余剰資金で行うようにした方が良いでしょう。

 

・国家による価値が保証されていない

ビットコインなどの仮想通貨は中央集権を持たない通貨です。中央集権とは、その通貨の価値を保証する組織であり、例えば日本円であれば日本銀行がその価値を保証しているのです。しかし、ビットコインはそのような価値を保証する組織は存在しないため、ビットコインを使用する人々のコミュニティによってでしかその価値は保証されず、仮にビットコインが破たんして価値がなくなったとしても全ては自己責任ということになってしまいます。

■ビットコインの将来性

現在ビットコインの価格は急激な乱高下を繰り返しており、2017年年初では、1BTC=約10万円で取引されていましたが、2018年1月現在では1BTC=約180万円程度で取引されており、その価格は20倍近くにまで跳ねあがっています。ただ、前述したように、ビットコインは原因が分からないままに大きく値下がりすることもあり、直近では2017年12月22日に一時30%近く値を下げる暴落が発生しました。ビットコインの将来性については「ビットコインはバブルだ」と指摘する専門家や、今後も価格は継続的に上昇を続けると推測する専門家もおり、今後ビットコインがどのような価格を推移するか予測するのは難しいでしょう。

 

■ビットコインの買い方

現在国内で最も活発なビットコインの販売所(取引所)は「ビットフライヤー」、「coincheck」、「zaif」などがあります。ビットコインなどの仮想通貨を購入するにあたって気をつけたいのが、そのサイトが仮想通貨の「販売所なのか、取引所なのか」ということです。販売所はもちろん、仮想通貨を販売して利益を得るわけですから、取引所に対して割高な値段になっています。取引所は買いたい人と売りたい人がマッチして売買が行われるので、少額の取引手数料を除けば割安な値段で取引を行うことができるのです。特に「zaif」は取引所としての側面が強く、ビットコインに限らず様々な仮想通貨をお得に購入することができます。

 

■まとめ

いかがでしたでしょうか。仮想通貨市場はバブルと指摘する声もありますが、仮想通貨自体は画期的な技術によって発明された次世代の通貨であり、その未来は明るいものになると予測されています。なかでもビットコインは世界的な認知度やシェア率からも十分に投資する価値があると言えます。ただし、仮想通貨のトレード自体はハイリスク&ハイリターンとなるので、あくまでも自己責任のうえ、余剰資産の範囲でぜひ投資をご検討してみてください。

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