匿名性が高いMoneroとは

Moneroとは

Moneroはコインという意味のアルトコイン

Moneroは、エスペラント語で「コイン」という意味のアルトコインです。

2014年から取り扱いがスタートしているアルトコインで、単位は「XMR」です。

発行枚数の上限が1840万XMRと定められており、マイニングはCPUにて可能となっています。

Moneroはその独自のセキュリティシステムから、ビットコインと比べて安全性・匿名性が非常に高いものと評価されていることで有名です。

Moneroのセキュリティシステムはこのように評価されています。

ハッキングにかかる費用がビットコインの約1,000倍ともいわれています。

このように吹聴されてしまっては、ハッカー達もハッキングする気力が失せてしまうかも知れません。

それほどまでに匿名性が高いと言われているMoneroには、一体どのような特徴があるのでしょうか。

Moneroの特徴

安全性・匿名性が高い

ToffanelloG / Pixabay

上述しましたが、Moneroは安全性・匿名性に優れています。

ここにどのようなトリックが隠されているのかと言いますと、Moneroは使用しているアルゴリズムに他の仮想通貨と違うところがあります。

それはCryptoNoteと呼ばれるアルゴリズムです。

CryptoNoteを簡単に解説しますと、このようになります。

 

 

 

個人に与えられた鍵を複数まとめることで鍵束をつくり、その鍵束を使って取引に署名することで誰が署名したのか個人を特定できないようにしました。

このためMoneroの取り引き記録は全て匿名で行われるので、個人を特定されてしまうことはまずありません。

匿名性が高いが故のデメリット

ですが、逆に匿名性が高すぎることを良しとしない声も上がっているようです。

普通ならば匿名性が高ければ高いほどに問題はなく安心して利用できると思いがちですが、逆にMoneroを悪用されてしまった場合にはどうでしょうか。

確かに個人として利用する分には間違いなく安心と言えるかも知れませんが、闇の取り引きなどに利用されてしまえばその限りではないかも知れません。

Moneroが闇取引されていたという噂もちらほらあるようですので、こういったところもMoneroを購入するべきかどうか判断する基準とするといいですね。

Moneroの将来性

今後も安全性特化という視点から期待できる

Moneroのセキュリティは実質、取り引きの追跡をすることが不可能と言われるほどに強靭です。

実は昨今の仮想通貨業界では、仮想通貨の中でも匿名性が高いというところに注目が集められつつあります。

というのは、現状でもビットコインなどはブロックチェーンなどのセキュリティ技術が使われており、極力ハッキングされないような工夫がされています。

ですがそれでのビットコインなどがハッキングされたという事件が後を絶たない現状です。

実際にお金を払って購入するのですから、できるだけセキュリティが高く個人情報が漏れにくい方が安心ですよね？

こういった意味で、Moneroは他の仮想通貨と比べて匿名性に優れているので、十分に将来性は見込めると言えます。

既に裏社会から注目されている

実はMoneroは、アルファベイマーケットと呼ばれる最大級のブラックマーケットから注目を浴びています。

と言いますか、アルファベイマーケットは2016年8月からMoneroでの決済をスタートしていたのです。

Moneroは2014年から取り扱いが開始されていますから、なかなか早い段階で注目されてしまいましたね。

アルファベイマーケットのような闇市場は実は非常に大きいので、その影響もありMoneroは近年で価格の上昇もしてきたのかも知れません。

このような影響から今後のMoneroの動向として期待できるのは、闇市場だけでなく一般市場にも流通してくることです。

Moneroは一般市場での使い道がまだまだ少ないと言えますので、使い道が増えてくればさらに価格も上昇し、価値を見込める仮想通貨となるでしょう。

Moneroを買うには

とにかく個人で購入する分には安全であることは分かったから、購入の仕方が知りたいという方もいるかも知れませんので、Moneroを買える取引所を紹介します。

コインチェック

Moneroを買うことができる国内取引所は、現在コインチェックのみとなっています。

コインチェックは全部で12種類もの仮想通貨を扱っており、アプリが使いやすいというメリットがありますので初心者が手を出すとしても問題はありません。

コインチェック以外の取引所ですと海外の取引所から購入するしかありませんが、海外の取引所をわざわざ利用する方ももちろんいます、

その理由は、取り引き手数料が安いことが大きな理由です。

取り引きに慣れてくると、それに伴い取り引きの回数はどうしても増えていってしまうこともあります。

そういった時に海外取引所を利用して仮想通貨の取り引きを行えば、コインチェックと比べて安く取り引きすることができるので取り引き回数が多い方にとっては大きなメリットでしょう。

ですが、海外の取引所ですとサイトの利用など難しいことも多々あります。

最初のうちは手数料が高くても、国内取引所であるコインチェックからMoneroを購入し、安心して仮想通貨を所持して楽しみましょう。

まとめ

独自のアルゴリズムを使い、匿名性という一点において特化してきたMonero。

その匿名性の高さは闇市場さえ認めるほどに非常に優れています。

仮想通貨の課題としてセキュリティに関して常々言われていることは間違いありませんので、将来的にも期待できるMoneroの今後の動向には注目です。