ビットコインFXとは!?
仮想通貨を対象にした投資が世界中で盛んに行われています。中には自分の家を担保に入れて仮想通貨に投資をするほどの熱狂的な人もいます。なぜこんなにも仮想通貨の投資は人を惹きつけるのでしょうか。それは近年稀に見るほどのボラティリティ（価格変動性）の高さです。株式市場や外国為替証拠金取引（FX）などでは、ほとんど物の相場が決まっており大きく変動したとしても多くの場合予想の範疇です。しかしながら仮想通貨の本当の価値を理解して人は世界中に誰もおらず、よって正しい値付けが誰にもできない状態が続いています。このような投資環境においても収益を上げたいと思うのが投資家の心境です。少ない元手で高い収益を得ようと思った時に、仮想通貨を対象にした FX を検討してみてはいかがでしょうか。ここでは仮想通貨を対象とした FX についてご紹介します。
目次
ビットコインでFXできるの？
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仮想通貨を対象にした FX は、法定通貨を対象にした FX とほとんど制度に違いはありません。
法定通貨の FX と仮想通貨の FX で大きく違うのは以下の3点です。
価格変動が短い
一つ目は仮想通貨自体が大きな価格変動を短い時間でするという点です。 法定通貨の通貨ペアにもよりますが、ほとんどの通貨ペアは1日の間には変動したとしても1%程度です。しかしながら仮想通貨の FX では、最も時価総額の大きいビットコインでさえも10％以上変動することも稀ではありません。従って予想と同じ方向に価格が変動すれば大きく収益を上げることも可能ですが、反対方向にポジションを持っていた場合にはすぐさま証拠金維持率が低下しているロスカットラインを下回ってしまい、強制的にロスカットが執行されてしまいます。この点でも非常にハイリスクハイリターンな投資手法であることがお分かりいただけます。
インカムゲインがない
二つ目の違いは、仮想通貨 FX ではスワップポイントによる投資家へのインカムゲインはありません。仮想通貨は発行管理する主体が存在しません。従って保有することによって生じる金利というものは発生しません。法定通貨の FX では通貨ペアに必ず中央銀行が定める金利の差が生じるために、金利が低い通貨で金利が高い通貨のポジションをロングした場合には、建玉が日をまたいだタイミングでスワップポイントと言われるインカムゲインが発生します。
歴史が浅い
3つ目の違いは、取引所自体がまだまだ十分に発達していない点です。FX 会社は FX がブームになったと各国の政府が投機から投資家を守るために様々な法整備が進められています。そのため顧客の資産を保護する制度やどんなに注文が相次いでもきちんと裁くためのサーバーが用意されています。日本で仮想通貨の FX 会社は、まだ設立から日が浅いためにこのようなシステムは整っていないと言えます。実際に仮想通貨が暴落し、損切りのための注文を入れようとしてもサーバーが受け入れないために注文が通らず、想定していた損失よりも多くの損失を出してしまうということが続出しています。この点でも仮想通貨の FX はハイリスクを負う要因になっています。
ビットコインFXで儲かるの？
取引所の制度が確立していない現在においては、リスクが大きすぎると言えるでしょう。急激な価格変動に耐えられないサーバーしか提供できない取引所では、レバレッジをかけてのサービス提供をするべきでないという声もあります。しかしこれを取り締まる法律は現在のところないので、海外の取引所ではレバレッジ100倍などというところも現実に存在しています。
ビットコインFXの使い方
仮想通貨の取引所が乱立している現在においては、もともとFX会社が新規に仮想通貨の FX 取引所を設置していることが多く見受けられます。基本的な FX の仕組みは法定通貨で行うが仮想通貨で行うが一緒です。投資家は FX 会社に証拠金と呼ばれる手持ち資金を預けます。 FX会社は証拠金に対して決められたレバレッジを掛けた金額まで投資家に貸し出します。投資家は貸し出された金額で、買い（ロング）でも売り（ショート）でも好きな方にポジションを持つことができます。現物取引ではできないショートからポジションを持つことができるのも FX の魅力です。
ビットコインFXの注意点
前述したように、仮想通貨自体の価格変動が激しい点と FX 会社のシステムの不十分さが、ビットコイン FX の現時点での弱点であると言えます。従って当たれば大きく当たりますが、その前に強制的なポジションクローズされやすいという点で、初心者には難しいのではないかと感じます。
まとめ
仮想通貨を対象とする FX は、極めて高いリスクを代償に大きな利益を出すチャンスが提供されています。しかしながら法定通貨の FX に比べて極めて難しいことは言うまでもありません。初心者は法定通貨の FX で基本的なトレードの流れと自分にとっての勝ちスタイルを確立してから仮想通貨を対象とする FX に望むことが望ましいでしょう。