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なぜビットコインは価格が大きく変化するのか

2017年12月にビットコインは200万円を超える大暴騰を記録しました。その後大きく価格が下落し、わずか一か半月後の2018年2月6日にビットコインは大暴落しました。安定期には170万円を超える価格をつけていたビットコインは大幅に下落し、2018年2月6日現在73万円と7割ほど価格落として推移しています。これにより一部の投資家は莫大な損失を出しており、仮想通貨投資からの撤退を余儀なくされています。なぜビットコインをはじめとする仮想通貨は、株式市場や 外国為替よりも大きな変動、すなわち大暴騰もしくは大暴落が起きるのでしょうか。

 

ビットコインとは

ビットコインは、最も有名で最も時価総額の高い仮想通貨です。仮想通貨は、世界中のインターネットのネットワーク上で共有されている共同台帳のようなものです。どこかで取引をしたということをネットワークの一部に投げかけることで世界中の共同台帳に書き込まれます。次のブロックチェーンをつなぐ承認作業を通して、その取引は世界中で記録されます。仮想通貨の登場により、これまで法定通貨がになっていた決済や送金は圧倒的に早くなり、更なるスムーズな金融市場の形成が期待されています。

ビットコインは、一番最初に実現された仮想通貨です。多くの仮想通貨はビットコインのシステムを少し書き換えることで 成り立っています。

 

ビットコイン暴騰の理由

ビットコインはなぜこのように大きく価格変動するのでしょうか。そもそも根本理由としては、

世界の誰もがビットコインの正しい値付けができないことに起因

します。株式や為替と違って正しい値付けができないので、その価格は取引の需給のみで決定します。従ってビットコインは需給の変動によって大きく値段を変えることになり、結果的に一日で10%以上も価格が上昇するような状況が続いています。

先頃シカゴでビットコインの先物取引が開始されました。これによりこれまで市場の資金の多くをになっていた個人投資家だけでなく、ヘッジファンドなどの機関投資家なども仮想通貨に資金を流入させることが予想されています。資金が流入されるということは、そのぶんだけ価格を上昇させる要因にもなります。

一方で、2017年1月の大暴落では韓国での仮想通貨取引禁止の法律制定の動きがある、というニュースによって一斉に韓国人が仮想通貨を売却したことで引き起こされたともいわれています。このようにビットコインの価格を変動させる理由は、各国の法規動向にも原因があげられます。

 

アルトコインとの違い

ビットコインが仮想通貨の基軸通貨であることから、ビットコインの価格変動に合わせて他の仮想通貨も価格を変動させることが多く見受けられます。すなわちビットコインが上昇すればリップルやイーサリアムなども軒並み価格上昇します。反対もまた同様で、ビットコインが価格を下げれば他のアルトコインも価格を下げます。

 

リップル

リップルは、 国際生金網の形成を目的とし開発が進められているアルトコインの一種です。主に既存の銀行システムの改善に注力しており、決済速度の向上と手数料の大幅な値下げの実現を目指しています。

リップルも他のアルトコインと同様に、ビットコインが価格を下げればそれに同調して価格を下げますが、リップルの銀行システムの改善はしばしばニュースに取り上げられることが多く、このニュースがリップルの期待値を上げて価格を上昇させることもあります。一概にビットコインに同調しないというのも将来性が見込まれるひとつの要因です。

 

イーサリアム

ビットコインと異なるブロックチェーンシステムを用いた仮想通貨が、イーサリアムです。最も大きな特徴はスマートコントラクトと呼ばれるプログラムで、ブロックチェーン状に契約や約束を盛り込み、条件が満たされれば自動的に履行すると言う画期的なシステムの開発が進行しています。

イーサリアムもビットコインに同調して価格を上下させますが、スマートコントラクトの採用による企業活動の改善によく盛り込まれているために、ファンダメンタルズ的に価格を上昇させることが多く、ビットコイン下落時の資金の流入場になることが見受けられます。

 

ビットコインの将来性

ビットコインはすでにその知名度が世界中に知れ渡っており、仮想通貨といえばビットコイン、と言われるほどになっています。従って新規に仮想通貨に投資をしようとする人は、まずこのビットコインに資金を注入することが予想されます。従って現在の知名度によってビットコインは将来にわたって安定して資金が流入することが見込まれます。

2018年末には300万円に達するのではないかという予想を見受けられます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ビットコインは2017年12月から2018年2月にかけて 、価格が下落傾向にありました。しかしそれだけ大きく下がるということは、同時にそれだけ大きく上がることも意味します。一時的な相場に振り回されることなく、中長期を見つめて淡々と投資を続けていくことが投資家には求められているのではないでしょうか。

 

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