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仮想通貨チャートの見方

皆さんは仮想通貨を購入するタイミングはどのように決めているでしょうか。「この仮想通貨が上がっているから買おう」とか「この仮想通貨は将来上がるかもしんないから買っておこう」などのぼんやりした情報を基に投資判断をしていないでしょうか。

仮想通貨に限らず金融商品の投資判断をするときに強力な武器になるのはチャートです。チャートには、ファンダメンタルズなどの投資に関連するすべての情報が盛り込まれていて言っても過言ではありません。チャートを見ながらどのタイミングで投資するか決めている投資家も一定数存在します。ここでは仮想通貨のチャートを見ながら購入タイミングを探すことについてお話しします。

仮想通貨のチャートとは

janjf93 / Pixabay

これが仮想通貨のチャートです。ビットコイン/日本円の半日のの価格の上下動を表しています。 価格の推移を示すこのチャートは、無数のローソク足と呼ばれる図柄によって構成されています。いま、説明のために簡単にしたものを下に示します。

チャートの見方

これが先ほどのチャートを分かり易く書き換えたものです。横軸に時間、縦軸に1BTCあたりの日本円の値段が表記されます。

このローソク足は一定期間の価格の推移が示されています。時間足であれば1時間、週足であれば1週間の価格の変化を示しています。

対象の時間の始値から終値が上回った場合、すなわち5分足のローソクであれば5分の最初のときの値よりも5分たった時の値よりも高かった場合、ローソクの中身は青く塗られます。これを陽線と言います。反対に、始値から終値が下回った場合、ローソクの中身は赤く塗られます。これを陰線と言います。

この5分間の間で最も高値をつけたところをローソクの上側に、最も安値をつけたところをローソクの下側に線で示します。これをヒゲと言います。

 

青・・・陽線

赤・・・陰線

 

その5分間の間に、一瞬はその値をつけたことを意味します。

ローソクに色が塗られている部分を、実体と言います。実体は、相場の勢いを表しています。従って、この実体部分が長ければ長いほど、その向きのトレンドが強いことを示しています。初めから終わりまでその向きの価格の動きが続いたことを表しているからです。

この実態の長さを把握することでトレンドがどちらに向いているのかを把握することはできます。この情報から、この後継続して価格は上昇していくのではないかと推測を立てて売買の目安にすることができます。一方で、ヒゲからは価格変動の大きさを感じ取ることが出来ます。

コインの買う・売るタイミング

買う

仮想通貨の売買のタイミングは基本的には、トレンドフォローをすると大きく外す可能性を低減できます。トレンドフォローとは相場の流れ・潮目を読み、同じ方向にポジションをもつことです。仮想通貨の現物取引の場合は必ず買いから始めることになります。では、どのようなタイミングで買えばよいのでしょうか。

下落相場からトレンドが反転していくときに見られるローソク足のシグナルとして有名なものに「つつみ足」と呼ばれるものがあります。

 

 

 

これは価格が下落しているにも関わらず、それを覆すような強力な上昇です。市場は強気に満ち、今後の価格上昇が見込まれるときに発生します。

比較的に安い値をつけているときに観察できるので、これを見つけたら即「買い」を入れましょう。

 

売る

安いタイミングで仕入れた仮想通貨は高い時に売りぬけて初めて利益を挙げることが出来ます。どのようなタイミングで売ればいいのでしょうか。ローソク足のシグナルで「毛抜き天井」と呼ばれるものがあります。

 

 

 

前の陽線と後の陰線の高値が揃っています。これを価格が高いタイミングで見つけることができれば、多くの場合それは価格の天井です。下落が始まっているのですぐに「売り」抜けましょう。

 

チャートを見て取引するメリット・デメリット

メリット

仮想通貨のチャートを見て取引するメリットは、多くの投資家のマインドを読めると言う点にあります。少なくとも一定数の投資家がチャートを判断材料に投資判断を下しています。チャートを見ればそのような人たちの判断基準を読むことが出来るので、それに先んじるために何をすべきか考えることができます。

デメリット

チャートを読めるようになると、時間も忘れてチャートにシグナルがないか見入ってしまいます。結果としてシグナルを待ち過ぎて投資機会を逸したり、本業に影響が出てしまったりします。そういったことがないようにほどほどにチャート分析をするのが無難です。

 

まとめ

チャートには、ファンダメンタルズと呼ばれるその仮想通貨に関する情報すらも既に織り込まれているのだと考える経済学者もいます。チャートだけ見て投資判断することも極論は可能であるということです。ぜひこれをきっかけにチャートの見方を勉強してみてはいかがでしょうか。

くれぐれも投資は自己責任でお願いします。
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